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My Diary
「管理人の独り言」スペシャル
は毎日更新しています。
ほとんど日記のようなものですが
札幌風景画館の更新情報は
ここに掲載しています。
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膨大なフリーソフトの中から
管理人の独断と偏見で選んでみました。
面白くて役に立つ優れものの
フリーソフトを厳選して掲載します。



画像を鉛筆画/色鉛筆画/スケッチ画/油絵などの "イラスト/芸術画" 風に加工してくれるソフト

18種類ものプリセットパターンからチョイスできる
インストール不要で実行ファイルから即起動
画像加工ソフト「XnSketch」は、手軽で完成度が高い!

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 画像を鉛筆画/色鉛筆画/スケッチ画/油絵などの「イラスト/芸術画」風に加工してくれるソフトです。あらかじめ、用意されたプリセットの中から好きなものを選ぶだけで、画像を「人の手によって描かれた絵」のように、変身させることができます。利用できるプリセットは、鉛筆画・色鉛筆画・ネオン・パステル画・スケッチ・アメコミ風・白黒コピー・スタンプ・ハーフトーンなど全部で18種類もあります。画像の取り込みは、ドラッグ&ドロップやファイルからの選択で取り込むことができます。何といっても手軽に使えて、完成度が高いところが最大の特徴でしょうか。このソフトはインストールしなくても起動します。解凍してできたフォルダのexeファイルから起動できます。「XnRetro」 の姉妹ツールとでも言うべきソフトで、 操作は簡単でもなかなかインパクトのある画像を作成することができます。作成した画像は、 JPEG や PNG ファイルとして保存することができ、Flickr・Picasa・Facebook・Imgur・ImageShack・TwitPicなどに直接アップロードすることも可能となっています。 「XnRetro」と同じくMac/Linux用のものも用意されています。それではこのソフトの説明とあわせて、 実際に写真を取り込んでプリセットパターンで加工した写真を掲載していきます。下の画像が元画像になります。

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 使い方は、画面下にある18種類のプリセットパターンのボタン中から好きなものを選ぶだけなのですが、画面右側にあるパラメータで、手動での調整もできるようになっています。画像は拡大・縮小や90度回転などができます。
 ちょっと触っただけで、すぐに理解できる仕様になっていますので、まずは起動して画像を取り込んでみてください。保存はオリジナルサイズのまま保存もできるようです。最後にパラメータを日本語化しておきますので参考まで。
●Brightness……明るさの調整
●Contrast……コントラストの調整
●Gamma……ガンマ補正 ●Exposure……露光の調整 ●Saturation……彩度の調整 ●Edges……輪郭の調整 ●Color……色の濃さの調整 ●Opacity……透明度の調整

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 上の画像は、デフォルトのプリセットパターンで制作したものです。画像によっては、パラメータで微調整した方がいい場合もあるようです。
 対応OSは、Windows XP/Vista/7/8(32bit/64bit)、MAC OS X、Linux tgz 32bit、iOS、Androidに対応しています。なお、LinuxについてはWineでの動作も確認しています。

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"Microsoft Expression”シリーズの再編で「Expression Web」および「Expression Design」が無償化

Adobe Illustratorに匹敵する高機能グラフィックソフト
Microsoftが作ったベクターソフトが無償化
Ai、PSD、EPSファイルも扱える「Expression Design 4」

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 マイクロソフト製の有償ソフトでデザインツールである多機能な「Microsoft Expression」 シリーズの再編に伴い、Webコンテンツを作成するためのデザインツールやデザイン性の高いアプリケーションツールの開発の終了に伴い無償化されました。フリーソフトになるソフトは以下の2本です。
●Webオーサリングソフト「Expression Web」
●ベクターグラフィックソフト「Expression Design」

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▲Webオーサリングソフト「Expression Web 4」

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▲ベクターグラフィックソフト「Expression Design 4」

 今回は、ベクターグラフィックソフト「Expression Design 4」を紹介したいと思います。マイクロソフトがアドビのイラストレーターをターゲットに作ったソフトですので、完成度もかなり高いソフトです。アドビのC Sシリーズのインターフェイスに近い操作感で、ほぼ同等の機能を有しています。特筆すべきなのは、アドビのイラストレーターのファイルをインポート出来るのと、フォトショップのデータPSD、EPSファイルもインポートできることです。 極端に重いファイルでない限りは、ほとんどインポートできます。もちろんレイヤーも再現されますので、修正などもできてしまいます。GIMPやInkscape なども高機能なソフトですが、イラストレーターやフォトショップのデータを完全には扱えないという欠点がありましたが、このベクターグラフィックソフト「Expression Design 4」があれば、これまでどうしても問題だった事が解決できます。まだ触り始めて間もないので、どの程度のAIファイルまでインポート出来るか定かではありませんが、詳細については後ほど報告したいと思います。これだけでも使う価値があると思われます。

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 管理人は、 日本語入力にGoogle日本語入力を使っていますが、どうもこのソフトでは上手く起動してくれません。 Microsoft IMEを使うと、正常に入力が出来るようです。また、文字の入力はイラストレーターと同じくアートワークの中で直接変換してくれますので、とても入力が楽に出来ます。それも嬉しいところです。細かい部分ではイラストレーターには敵いませんが、相当のポテンシャルであることには違いありません。

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 なお、本家からは英語版しかダウンロード出来ませんので、日本語版のダウンロード先を今回は掲載しておきます。この手のソフトを使ってたことがある方にとっては、そんなに難しくはないかと思います。ほぼ、イラストレーターに近いので十分力を発揮すると思います。なお動作も非常にスムーズです。今回は、詳しい操作については触れませんが、日を改めて掲載しようと思います。またWebオーサリングソフト「Expression Web 4」については、 長くなりそうなのでページを改め、 Webページ作成のページで近日中に掲載したいと思っています。

●「Expression Design 4」を使って簡単なパンフを作ってみる

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 「Expression Design4」を使ってパンフっぽいものでも見本に作ってみようと思い、半日このソフトと格闘していました。やはり使ってみないと本当の良さは解らないので色々と試してみました。触ってみてわかったのは、アドビ社のイラストレーターとフォトショップを合わせたような機能を持っていることがわかりました。
 Inkscape などでは、 縦の文字組は基本的に上手く出来ませんが、さすがにマイクロソフト製だけあり、フォントの読み込みが縦組み用の文字も合わせて読み込みますので、ソフト自体には縦文字組みの機能はないのですが、何とか工夫次第では出来るようになりました。細かい詰めなどは無理っぽいですが、インポートした画像の色調を調整できたり、画像にエフェクトを掛けれたりするようなフォトショップ的な作業もこのソフト上で出来てしまいますので、ある意味便利かもしれません。総合的な印象としては、プロ用と言うよりもアマチュア向けの高度なソフトという位置づけが妥当だと思います。

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 上の画像のメインの写真は、切り絵というエフェクトを使用して写真を加工しています。またテクスチャ系の素材もかなり入っていますので、相当便利かと思われます。 確かに Inkscapeなどよりはエフェクトの種類は限定的ですが、個々のエフェクトは全て調整が出来るようになっていますので、かなりの効果が期待できます。ボタン系も、全てこのソフトの中のエフェクトを使用して作成しています。右の画像のタイトル文字もエンボス系のエフェクトで立体的な文字が簡単に作成できますよ。 背景の写真も水彩画風に加工してみました。 このような画像操作はイラストレーターでは出来ない作業ですので、このソフト一つでかなりのレベルの作業が可能ではないかと思います。紙媒体を想定するのはちょっと無理かもしれませんが、Webでの使用なら全く問題ないレベルでしょう。Inkscapeは機能的には、ほぼイラストレーターと同様なことができますが、使い方がちょっと親切じゃぁないのでとっつきにくいかもしれません。いずれにしてもGIMPと組み合わせて使用すればかなりのことができます。

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高度な編集機能を備えた無料で使える本格フォトレタッチソフト(画像編集・加工ソフト)

フリーで使える高機能画像編集の定番ソフト
「GIMP」は、Photoshopと同等な高機能を持つソフト
数ある機能から「画像の一部切り出し」を詳細解説

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 前回は、フリーのドローソフトの定番Inkscape (インクスケープ) の紹介でしたが、これを紹介したら必然的に紹介しなければというソフト、無料グラフィックツールの最高峰「Gimp」です。
 「GIMP」 の日本語の読みは、ギンプやジンプとも呼ばれます。グラフィックソフトの代表格はご存知の 「Photoshop(フォトショップ)」 が有名ですが、Photoshopに対抗した無料のソフトウェアと思ってもらえればいいかと思います。 そのGIMPの編集機能は、フォトショップキラーとも呼ばれるほどです。数万円もする有料ソフトには正直勝てないですが、ほど近い編集機能は充分に満足できると思います。有料ソフトに負けないぐらいの、GIMP機能を実感できるでしょう。
 エアブラシ/クローンブラシ/修復ブラシ/遠近ブラシ等の特殊ブラシ、 レイヤー、パターン塗り、テキスト合成、グラデーション等のお絵描き機能、回転/反転、トリミング、リサイズ等の画像処理機能、さらには豊富な領域選択機能/色調・明るさ・RGB補正機能/エフェクト効果/スクリプト等が搭載されています。とにかく多機能なところが最大のポイント。 フリーソフトとは思えないほど充実しています。 機能を拡張するツールセット 「GPS (gimp paint studio)」というものもあったり、 Photoshop のフイルターも使えたりします。もちろん、レイヤー、マスク、テキスト合成、リサイズ、トリミング等々、 基本的なグラフィック編集機能も備わっています。 機能が豊富な分、 PCのスペックによってはもたつきを感じることがあるかもしれませんが、 使いこなせれば、 ほぼ思い通りの画像を作成できるようになると思います。はじめてグラフィック編集ソフトを使う方には、最初は正直しんどいかもしれません。
 「GIMP」 の解説サイトはネット上に膨大にありますので、色々なサイトの解説などを参考にしていただければと思います。「GIMP」 はたしかに多機能なソフトでほぼ何でもできますが、とはいえ基本的には画像編集がメインです。例えば、Adobeの「Illustrator」と「Photoshop」の関係は、文字とレイアウトは「Illustrator」、画像編集やロゴ作成は「Photoshop」というように2つのソフトで連携しながら作業を進めていました。同じように 「Inkscape」と「GIMP」で作業領域を分けて使用したほうがはるかに効率的です。 ということで、今回は「GIMP」の得意分野として、画像の切り出しを中心に説明したいと思います。

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●画像の切り出し「あいまい選択」
 ここで言う切り出しは画像の一部分 (人物や物) だけを切り抜くことを言います。要するに切り出したい部分を選択できればいい訳ですので、右の画像のツールボックスのうち、「あいまい選択」「色による領域選択」「電脳バサミ」「前景抽出選択」 「パスツール」 のツールが使えます。切り出す画像の状態によって使うツールを選択します。背景が透過されていないjpegのイラストの場合(多分背景が白だと思いますが)などは、最も簡単で「あいまい選択」 ツールで、 白い部分をクリックすると選択することができます。囲まれた白い背景はシフトキーを押しながらクリックして行きます。終わったら選択から選択範囲を反転します。この時に、出来れば選択から境界をぼかすをクリックして下さい。切り取りの境界線がきれいに見えます。続けて編集→コピー、クリップボードから生成→画像で透過されたイラストが別画面で表示されます。それを別名保存します。拡張子はPNGで保存して下さい。

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●電脳バサミで切り出し
 電脳はさみの一番の利点は、自動計算で選択範囲を指定してくれるところですが、使ってみると面白く便利とは感じますが、どうにも使い勝手が微妙です。というのも選択範囲の指定が甘いので境界線が比較的はっきりしている画像にはいいようです。電脳バサミで境界線沿いにアンカーポイントをクリックして行きます。ある程度の曲線は、自動で認識してくれます。始点に戻ってクリックすると確定します。確定したあとは選択した範囲の中をクリックします。これで範囲指定されます。選択から境界をぼかすをクリックして編集→コピー、クリップボードから生成→画像で透過されたイラストが別画面で表示されます。なお、生成→レイヤーで透過切り抜きのレイヤーが別レイヤーとして生成されますのでこちらでもOKです。

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●「前景抽出選択」で切り出し
 「前景抽出選択」を選択し画像の切り出したい部分をドラッグで囲みます。大まかな範囲で構いません。今回の切り出し画像はちょっとアダルトな画像で色っぽく切り出します。囲みが終わりマウスを離すとこんな感じになると思います。この時、青く塗りつぶされた範囲が不要な部分 (=背景) 、塗りつぶされていない部分が切り出したい部分 (=前景)になります。次に前景部分をマークします。黒塗りで大まかな範囲でいいですから大体の輪郭を指定します。マウスのドラッグを外すと即反映します。この状態では前景部分が指定されていなかったり、大きくはみ出していたりします。以降の作業では、青く塗りつぶす部分を修正していきます。修正はなるべく画像を拡大して行ったほうがいいと思います。ツールオプションで「前景部分をマーク」にチェックが入っていれば黒の塗りで前景を修正します。 「背景部分をマーク」 にチェックが入っていれば白塗りで背景を修正します。 これもマウスのドラッグを外すと即反映します。 あまり細かく修正しなくても最終の範囲指定ではかなり自動で修正されるようです。

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 上の画像の左が、修正を加えて範囲指定したものです。なお、修正が終わり確定するには、Enterキーをクリックすると範囲指定されます。続けて、編集→コピー、クリップボードから生成→画像で透過された画像が別画面で表示されます。別画面で表示されたのが、上の右画像です。「前景抽出選択」は、なかなか面白い機能です。 Photoshop の抽出機能と比較的似てはいますがこちらのほうが面白い感じです。境界線がはっきりしていない写真の切り出しには、いいかもしれません。

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●パスツールで切り出し
 Photoshopで言う所のペンツールでしょうか。ベジェ曲線を描くツールですが、アンカーポイントを繋げて行って選択したい部分を囲っていきます。始点に戻ってきたら、Ctrl を押しながらクリックで閉じます。Enter を押すと点滅状態になり、選択→パスを選択範囲にか、もしくはパスツールから離れると範囲指定します。境界をぼかすをクリックします。一般的には選択→選択範囲を反転→消去のようですが、編集→コピー、クリップボードから生成→画像の方が余計な部分を切り取ってくれるようです。

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 右の画像がパスツールで切り出した画像になります。なお保存はpng で保存です。透明な背景を保持してくれます。今回は4つの切り出しを試してみましたが、それぞれ得手不得手があって、切り出したい画像の状態によって使い分けするというのがもっといい方法だと思いました。また「色域を選択」ツールでの切り抜きは完全に色が分かれている場合には有効です。しかも簡単です。やはり一番使いやすいのはパスツールかもしれません。自分的には「あいまい選択」で切り出しが出きる画像であればこれが一番簡単。手早くしたい時は、「電脳バサミ」でしょうか。綺麗な仕上がりを望むのなら「パスツール」と言うところです。 ところで「GIMP」の最新バージョンは2.8ですが、今回は2.6を使用しています。 切り出し画像については、急ぎで作成したもので修正も加えていませんので、あまり綺麗な出来ではありません。今回は画像の合成も紹介したいと思っていたんですが、思いの外画像が増えてしまい、しかも原稿も多くなってしまいました。切り出しだけで終わりたいと思います。別の機会に画像合成も紹介したいと考えています。

●GIMPの目的別操作方法【GIFアニメファイルを減色して軽量化する】

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 ご承知のように、GIFアニメは右の画像のように多くのレイヤーで構成されています。レイヤーの数が多いほど複雑で重くなります。通常は RGBモードで 256色だと思われますので、まずは 256色を減色します。減色の仕方はいろいろあるでしょうが、最も手っ取り早い方法を紹介します。上部のバーの画像→モード→インデックスを選択します。もともとモードがインデックスの場合は、一度RGBに変換してから再度インデックスを選択。インデックスカラー変換のウインドウが開きます。

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 右の画像がインデックスカラー変換のウインドウです。最初は、「最適パレット生成」にチェックが入っていますが、「ウェブ最適化パレットを使用」を選択して下さい。さらに、「未使用の色をカラーマップから削除」にチェックを入れます。この状態で下の変換ボタンをクリックして完成です。元画像がRGBの場合で概ね50%ぐらいに軽量化されます。またインデックスカラーでもこの作業で4割程度は軽量化されるようです。なお、上の画像はもともとインデックスカラー(255色)352.1KBでしたが、変換後には、インデックスカラーが(57色)228.9KBになりました。別のRGB画像では50%以上でした。

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 後は保存します。名前を付けて保存をクリックすると、「ファイルのエクスポート」ウインドウが開きますので、かならず「アニメーションとして保存」にチェックを入れてからエクスポートボタンをクリックして下さい。ここがポイントですので間違わないよにして下さい。せっかく変換しても、ここのチェックを忘れると、ただのGIF画像になってしまいます。

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W3C標準のSVGファイル形式を使用したオープンソース・ベクターグラフィックエディタ

フリーで使えるドロー系の定番ソフト
多機能なレイアウト機能は秀逸。自由自在に使いこなす
「Inkscape」は、Illustratorの代替えに最適!

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 Freeのドローソフトの定番といえば、Inkscape(インクスケープ)。有料で高額なドローソフトソフトIllustrator、CorelDrawと同種の機能を持つ、W3C標準のSVGファイル形式を使用した、オープンソース・ベクターグラフィックエディタです。覚えるまでには時間が必要ですので、無料でしかも高機能な「Inkscape」から初めてみるのがいいかもしれません。機能的にはほとんど見劣りしません。基本図形の配置やマウス操作による自由な曲線の描画により、パスを使ったベクトル形式の画像を作成できます。本ソフトには、レイヤーによるオブジェクトの管理や、マスクの作成などやオブジェクトの結合や整列なと、ドロー系ツールとして有用な機能が数多く盛り込まれています。また、ビットマップ画像をベクトル画像に変換する、強力なトレース機能も備えています。作成したベクトル画像の標準の保存形式はSVG。 PostScript/EPS/PDF/TeXなどの、ベクトル形式での保存が可能です。 「ファイル」メニューから「ビットマップにエクスポート」を選ぶことで、PNG形式の画像として出力することもできます。画像の背景が透過されるので、他のグラフィックソフトとの連携もスムーズに行うことが可能です。
 と言うことで、Inkscape (インクスケープ)の大まかな概要を書きましたが、Illustratorに匹敵するフリーソフトとして、 超有名なソフトですので、 一度は聞いたことがあるかとは思います。また、インストールしている方も多いのではないかと思いますが、イマイチ使い方が分からない、という方もまた多いのではと想像しています。使い方の解説をしているサイトも沢山あり、定番中の定番なので紹介をしていませんでしたが、やはり自分なりの使い方で解説しておいたほうがいいと思い、今回掲載することにしました。機能的にはほとんどIllustratorと同じで、非常に多機能ですし使い方も様々あります。ドローソフトとしてイラストを描くという方もいるとは思いますが、管理人はもともとチラシのデザインなどをやっていましたので、使い方は基本的にレイアウトソフトとして使っていました。Photoshopと合わせてこの2つのソフトですべてのチラシなどを作っていましたので、デザインツールの基本ツールとして最も重要なソフトでした。文字を打つことも含めて、文字の配置や操作、エフェクトやドロップシャドウなど、特に文字についての自由度はこの手のソフトでなければ出来ないことが多々あります。と言うことで、今回はそういう観点から解説していきたいと思います。とにかく多機能なソフトですので、全部覚えるということはかなり難しいと思います。目的にあった使い方を覚えるというのがいいかと思います。
 また、 Inkscapeのインターフェイスはちょっと分かりづらい面もあります。Illustrator のような洗練されたインターフェイスではないので、肝心な部分のみ覚えることが肝要だと思います。Inkscapeには、Illustratorには無い機能などもあったりしますのでかなり覚えると面白いかもしれません。取り敢えずは初心者講座ということで進めてみたいと思います。

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●取り敢えずこれだけは覚えて!
 左端にあるツール群の一番上が選択ツールで、必ず最初はここをクリックしておいて下さい。何か作業をしたあとは、必ずこの選択ツールを使います。この作業の流れで一番基本になるツールですので、必ずここに戻ることを体で思えて下さい。それともう一つは、失敗した時やり直したい時に重要な、元に戻すためのやり方です。Ctrl+Zで前に一段戻ります。 設定で何回でも戻すことができます。これさえ覚えておけば、いつでも元に戻せます。作業はあくまでも、選択した範囲が作業の対象になります。これが全ての基本になります。上に簡単に作成したチラシっぽい画像を掲載していますが、文字や画像のレイアウトの見本として見て下さい。Inkscapeを起動した時は小さく表示されると思います。全画面にしてもいいのですが、やはりページが小さいままです。右端にあるボタンから「ページをウインドウに合わせるようにズーム」をクリックするか、ショートカットキーで5をクリックします。デフォルトではツールボックスは表示されていませんので、最低限表示させておきたいツールボックスを表示させます。まずは右下のツールバーからレイヤーボックス、フィル/ストロークボックス、フォントボックス、整列と配置ボックスの4つは表示させておいて下さい。

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●文字の配置と自由な操作
 それではこの手のソフトの真骨頂である文字の自由な配置や操作です。右の画像の一番上に文字を打ち込みました。文字をクリックすると文字が選択され、四隅と4つの中央の合計8ヶ所に矢印が現れます。例えば2番目は、横の中央の矢印をドラックするとその方向に横のみ縮んでいき、さらにドラックしていくと横反転状態になります。3番目は縦の場合です。さらに引き伸ばしも自由自在に拡大できます。なおカラーは、一番下にカラーチャートが表示されていますので、クリックで選択できます。デフォルトのチャート表示ですが、チャートの右端にある矢印から色々なカラーチャートが利用できます。もちろんフィル/ストロークボックスから数値を入れて変更もできます。

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 文字をもう一度クリックすると斜体操作ができます。四隅と4つの中央の合計8ヶ所に斜体用の矢印が現れます。四隅の矢印は二番目のように純粋の斜体。横の中央矢印は3番目のように横だけに斜体がかかり、縦中央の矢印は4番目のように縦だけに斜体がかかります。なお、選択の解除については、何もない白い部分をクリックすると解除されます。なお複数の選択の仕方については、選択したい全体を余白を取って大きく囲うか、シフトキーを押しながら選択したいものをクリックしていくと指定できます。とこのような操作は基本操作ですので、すぐに出きるように、何度でも練習して体で覚えて下さい。考えなくても出きるようになればベストですね。蛇足ですが文字の打ち込みは左のツールの「A」ボタンから、 打ち込んだあとは先程も書きましたが、選択ツールにすると自動的に選択されます。文字にマウスを乗せると矢印と手のマークが現れますので自由な位置に移動できます。

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 ここからが、一番肝心なところです。フィルとストロークの説明です。レイヤーは今覚えなくても何とかなりますが、フィルとストロークの関係は絶対必修です。これさえ覚えればかなり実用的に使えると思います。 Illustratorでは、面と線という言い方をしますが、Inkscapeでは、面がフィルで線がストロークになります。フィル/ストロークボックスの上に「フィル、ストロークの塗り、ストロークのスタイル」というボタンがあり、その下に塗りのスタイルがあります。塗りなしの状態だと何も表示されません。一番上の文字は、フィルのみで基本的に文字はフィルです。二番目の文字は、フィルの塗りが黒、ストロークの塗りが赤、ストロークのスタイルが2pxの指定です。三番目の文字は、フィルの塗りが青緑、ストロークの塗りがグレー、ストロークのスタイルが4pxの指定。フィルとストロークだけでも袋文字はできますが、文字の内側にもストロークはできていきますので、ストロークの数値が大きくなると文字が細くなってしまいます。一番下の画像は、左ツールバーにある矩形ツールで四角形を作ったところです。角丸は矩形ツールの中に統合されていて、矩形ツールで四角形を描くと右上に小さな丸ができます。これを動かすことで四隅に角丸が生成されます。この矩形のフィルは黄色、ストロークの塗りは黒、スタイルは2pxの指定です。なお枠を消したい場合は、ストロークの塗りを「塗りなし」にします。このフィルとストロークの概念はとっても重要。絶対覚えてね。

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●正規の袋文字の作成
 まずは文字を打ち三重の袋文字にします。なるべく太い文字がいいかな。色は黄色でそれをコピーします。次にフィルで赤の塗りにして、ストロークの塗りも同じ赤の色にします。そしてストロークスタイルを12pxに指定し、最後に編集から「同じ場所に貼り付け」をクリックします。これで黄色の文字の外側に、赤のくくりができます。これが通常の袋文字で、これをオブジェクトから「グループ化」します。さらにグループ化した袋文字をコピーします。グループ化した袋文字のフィルの塗りを黒にして、ストロークの塗りも同じ黒に、ストロークのスタイルを30pxに指定します。 編集から「同じ場所に貼り付け」をクリックします。これでさらに袋文字の外側に、もう一つの袋文字ができあがります。最後にできた袋文字をグループ化します。画像の一番上が出来上がり見本で、二番目がそれを分解したものです。要するに太らせるということで袋文字になります。三つ目と四つ目は、その袋文字にドロップシャドーをかけたものです。ドロップシャドーは、フィルタから「光と影」を選択して「影を落とす…」からかけられます。四つ目は、グループ化した状態でドロップシャドーをかけたもので、三つ目は、袋文字のグループ化を外した状態でドロップシャドーをかけたものです。三つのそれぞれに個別にドロップシャドーがかかりますので、ちょっとスポーツ新聞の見出しっぽくなります。
 この袋文字の作成はかなり使用頻度が高く、例えばエンボスっぽくしたりぼかしを掛けたりと用途は無限に有ります。チラシやポスターなどのタイトルなどは、ほとんどと言ってもいいくらい袋文字系の操作をしています。次は写真の取り込みと操作について説明します。

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●画像の取り込み他
 画像の取り込みは、 ファイルから「インポート」で取り込みます。 Illustrator では出来なかった画像にドロップシャドーをかけることができます。また、様々なエフェクトも掛けられます。右の画像がドロップシャドーをかけた状態です。非常に綺麗にかかります(管理人の時代はIllustrator10ですが)。また文字と図形を組み合わせる方法について説明します。今回は円に文字をかけて、円内の文字を抜くという操作をしています。円も文字も色は違っていてもいいですので、配置したい位置に置きます。使う機能はパスから「排他」です。文字と円を両方共選択して「排他」をクリック。下にある方の色で全体が組み合わさります。もしも上にある色で組み合わせたい場合は、例えば下の円を選択してオブジェクトから「最前面へ」をクリックすると、下になった文字の色が組み合わせの色になります。今回はさらに組み合わせ図形にドロップシャドーをかけて加工して有ります。最後に、 最近はSVG画像も各ブラウザとも対応してきていますので、使用には問題も少なくなってきました。国際基準もSVG画像を推奨していますので、 今後はますますこの形式が主流になっていくものと思われます。前半の方でも書きましたが、「ファイル」から「ビットマップにエクスポート」を選ぶことで、PNG形式の画像として出力することもできます。

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画質を綺麗に保ったまま圧縮処理を行えるところが最大の特徴。一括処理にも対応。

画質を犠牲にすることなく圧縮・軽量化
圧縮後の画像を事前にプレビュー表示もできる
高性能な画像圧縮ツール「Caesium」

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 デジカメで撮った大容量のjpegファイル等を、最大で90%程圧縮することができる画像圧縮ツールで、比較的画質を綺麗に保ったまま処理を行えるところが最大の特徴です。優れた圧縮アルゴリズムが採用されているらしく、画質をほとんど犠牲にすることなく圧縮を行えるようになっています。圧縮後のファイルサイズや、圧縮後の画像を事前にプレビュー表示でき、圧縮前の画像と比較することもできます。画質とファイルサイズのバランスを考慮しながら操作を行うことができますのでとても便利です。また、一括して圧縮したい場合は、フォルダごと読み込むことも可能です。
●対応しているフォーマット
【入力】gif/jpg/bmp/wmf/png
【出力】jpg/bmp/png ※もちろん日本語にも対応しています。

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 圧縮したい画像ファイルを左上のリストにドラッグ&ドロップ。複数のファイルをドロップした場合、出力画像の品質を一つ一つ個別に設定することもできます。品質を個別に設定したい時は、リスト上のファイルを一つ選択状態にします。リスト上のファイル全てを同じ品質で圧縮する場合は、画面左下の「圧縮オプション」から「すべて同じ品質」にチェック入れておいてください。

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 出力画像の品質は「品質設定」のスライドバーで設定します。今回は、50に設定してみました。 「形式」から保存形式を設定。デフォルトは JPGです。品質が高いほど低圧縮で、品質が低いほど高圧縮になります。リスト上のファイル一つ一つを個別に設定したい場合は「すべて同じ品質」のチェックを外しておきます。「品質設定」ボタンをクリック。ツールバー上のボタンをクリックしますと、リストの「新たなサイズ」欄に、圧縮後のファイルサイズが表示されます。また、プレビュー表示は上が元画像、下が圧縮後の画像がプレビュー表示されます。プレビューは「ウインドウに合わせる」と「オリジナルサイズ」を切り替えることができます。プレビューを見ながら、必要であれば品質を再調整します。品質を再調整して、もう一度プレビューボタンをクリックすると反映されます。出力先を指定して、「圧縮開始!」ボタンをクリックします。ファイルの圧縮処理が実行されます。

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Linux向けで、IllustratorとPhotoshopの機能を併せ持つ高機能グラフィックエディタ

ベクター画像の作成・編集が可能な画像エディタ
Windows版の有償製品をLinux向けにオープンソース化
「Xara Xtreme」は、IllustratorとPhotoshopを合体

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 画像エディタには、ビットマップ・イメージとして画像を扱う「ペイント系ソフト」と、ベクター・イメージとして画像を扱う、「ドロー系ソフト」 の2種類があります。 前者は、画素単位で画像を細かく編集できるため、絵画の作成やフォト・レタッチなどに用いられます。一方後者は、画素単位での編集には向かないが、拡大縮小しても画質が劣化しないので,拡大縮小を多用しがちなロゴや図形などの作成に用いられています。
 Linuxで使える、ペイント系ソフトの代表格は、 「GIMP」ということで問題はありませんが、ドロー系ソフトでは決定打がありません。 「Inkscape」といった有力なソフトはあるものの機能や使い勝手の面で問題があります。今回紹介する 「Xara Xtreme」は、Linux用のドロー系ソフトの代表になれる実力を備えたフリーソフトです。 IllustratorとPhotoshopの機能を併せ持ったようなソフトで、かなり面白いソフトです。英 Xara Group社がWindows向けに販売している同名の有償製品 (旧名はXara X) を、 2006年にオープンソース化したソフトです。有償版とほぼ同等の充実した編集機能と操作性を備えています。
 具体的には、他のドロー系ソフトと同様に直線やベジェ曲線を使った作図ができるのはもちろんのこと、オブジェクトの回転変形や立体化、影付け、グループ化といった作業をマウスで手軽に実施できます。レイヤー機能や無制限のアンドゥ機能、読み込んだビットマップ画像を編集可能なベクター・イメージに変換する「Bitmap Tracer」のような高度な機能も備えています。
 Linux版では、一部利用できない機能 (アニメーション作成機能、曲線へのテキスト・フィット機能など) があったり、インポート/エクスポート可能な画像形式が少なかったり、日本語バージョンがないので、日本語入力に若干の機能不足があったりして、まだ移植は十分ではありません。 しかし、今後の開発次第ではデスクトップ Linuxでの「キラー・アプリケーション」になる可能性を秘めているソフトです。こんなソフトが欲しかったんだよなぁ、と思えるようなソフトですが、残念ながらLinuxユーザーのみに提供されているソフトです。Linux共々、一度使ってみてはいかがでしょうか。

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イメージビュアー&コンバーターのグラフィックソフト。軽くて高機能で抜群の使いやすさ!

快適操作のビュアーと豊富な機能の画像編集機能搭載
抜群に使い勝手のいいグラフィックソフト
「Vieas」で、ウィンドウを左右に分割表示して比較

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 この 「Vieas」 はあまり知られてはいませんが、素晴らしく使い勝手がいいソフトです。これひとつでほとんどの操作が可能です。しかも画像編集機能はかなりレベルが高くて、あまり多くを望まないのであれば、これで充分。以前は「Picasa」を使っていましたが、これに出会って、すっかりハマってしまった。Picasaほどの機能はないが、とにかく動作が軽い。マウススクロールで拡大縮小が思いのまま行えるので、スムーズに作業が行える。二画面分割で編集の状態を元画像と適用画像で確認できるのは、はっきり言って素晴らしい。リアルタイムで確認できるので、ぜひ使ってみて欲しいソフトです。
●対応OS……Windows XP/Vista/7

 シンプルなデザインの画面と、軽快な動作が特徴の「イメージビュアー&コンバータ」。アイコンへのドラッグ&ドロップや、「送る」メニューから起動できる。画像ファイルの閲覧や形式の変換を行うためのソフト。閲覧用、編集用の2種類の画面が用意され、用途に応じて切り替えながら利用できる。読み書きが可能な画像形式はBMP/PNG/JPEG/GIF/TIFF。Susie Plug-in にも対応し、プラグインを導入することで、読み込める形式を増やせます。
 用意された画面は、●閲覧用の「メインウィンドウ」●編集・保存用の「編集ウィンドウ」の2種類。どちらで起動するかは、オプションで選択できるようになっている。画像の読み込みは、ファイル選択ダイアログから行えるほか、「Vieas」本体やショートカットアイコンへのファイルのドラッグ&ドロップ、コンテキスト(右クリック)メニューの「送る」などからも行える。
 「メインウィンドウ」は、メニューなどが簡略化され、画像の表示スペースが最大限に確保されたスタイルになっています。タイトルバーの下にマウスをポイントすることで、ツールバーがポップアップ表示されるようになっている。ツールバーでは「表示倍率の変更」「画像の回転」「画像の表示切り替え」「スライドショウの再生」「ファイルリストの表示」「編集モードへの切り替え」などを行うことが可能。さらにコンテキスト(右クリック)メニューからは、「コメントの表示/編集」「テキストデータの表示」「壁紙に設定」「ヒストグラム表示」「使用色数確認」「画質補正」といった操作を行える。「コメントの表示/編集」は、 JPEG/PNG 形式の画像に記録されたコメントデータの表示と編集を行える機能。「テキストデータ表示」では、 PNGに付属するテキストデータやデジカメのExif 情報の一部を表示させることができる。Exif 情報はクリップボードにコピーすることも可能だ。

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 「編集ウィンドウ」で実行できる機能は、大きく分けて「変形」と「画質補正」。「変形」ではトリミング、リサイズ、回転・反転などを実行できる。「画質補正」には、ヒストグラム/ガンマ/明るさの補正、 コントラストの調整、色調/彩度の変更、アンシャープマスクやぼかし、ソフトフォーカスなどの機能が用意されている。補正やコントラストの調整は、RGB3チャンネルの同期か1チャンネルのみかの、いずれかを指定して行える。ヒストグラムの自動補正機能もついている。

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 編集ウィンドウに常時表示されるツールバーは、上下2段の構成。上段で編集コマンドの選択を、下段ではオプションを指定できるようになっている。また、編集前の画像とコマンド実行結果のプレビュー画面を切り替えたり、ウィンドウを左右に分割して比較したりすることも可能だ。編集コマンドを実行していない状態では、下段のツールバーを使って、 画像形式とbit深度を変更できる。指定した画像形式に応じてオプションが表示される仕組みで、jpeg形式の場合は、画質やプログレッシブjpegの指定、PNG形式の場合には圧縮レベルや透過色、ガンマ値などを指定することが可能だ。そのほか、スライドショウの切り替え間隔、マウスボタンやホイールの操作、キーカスタマイズなどの設定も可能。よく使うファイル/フォルダを登録しておくこともできる。

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素材用の木目画像を手軽に作成できる「木目素材作成ソフト」

20種類以上のパラメーターで調整した木目模様を
リアルタイムにプレビュー表示。
木目素材作成ソフト「Studio ftn Wood Art」

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「木目画像をバックに使いたいけどいいのがないな……」と思っている方、そんな方にぜひ使って欲しいのがこの木目素材作成ソフト「Studio ftn Wood Art」です。木目模様の素材画像を簡単に作成できるソフトです。あらかじめ用意されたテンプレートをもとに、年輪の模様や密度、木の色といった20種類以上のパラメーターをスライドバーや数値入力で調整して、さまざまな木目模様を生成することが可能です。このとき、カスタマイズ中の木目模様をプレビュー表示でリアルタイムに確認できるので、いろいろ試してお好きな木目の模様を作成してください。また、色の変更もできますので、木目調にこだわらなくてもスライドバーによっては、クロム調などや幾何学的な模様も作成できます。 用途は大いにあると思います。 いずれにしてもスライドバーの調整が即反映されますので、大変使いやすいソフトです。
 木目模様は、天然木材のリアル感を追求したものというよりは、建材や家具に使われる木目柄の塩ビシートの質感に近いようです。カスタマイズした木目模様は、BMP画像や本ソフトのテンプレートとして保存可能で、作者によれば作成した画像は目的に問わず自由に利用できるとのことです。

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画像の上へ、文字列や罫線、曲線、図形、矢印などをドローソフトのように書き込める

画像の上に簡単に吹き出し等の説明や別画像も付加
自由度が高く解りやすい操作感が魅力
「iPhotoDraw」は、ドローソフトのようなレタッチソフト

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 「iPhotoDraw」は、カテゴリー的に分ければ、 ドローソフトのようなレタッチソフト。JPEG/BMP/PNG/GIF/TIFF 画像の上へ、文字列や罫線、曲線、図形、矢印などを、 ドローソフトのように書き込めます。 ベジェ曲線を描くように作成できて、しかも操作がとても簡単。線、曲線、囲い、吹き出し、矢印などを、 自由に変形させられて、 移動や拡大縮小も思いのままです。吹き出し型の図形で説明文を付け加えたり、双方向タイプの矢印で物体の長さを示せるほか、単純に文字を書いたり強調させたいものを円や矩形で囲むのもよいかも知れません。
 文字であればフォントやサイズ、色、透明度を、図形であれば線の種類や太さ、色、透明度を自由にカスタマイズすることが可能です。文字や図形は、 書き込んだあとからマウスドラッグで移動でき、 図形の大きさや形もマウスドラッグで自由で直感的に変更できます。とにかくこのソフトの良いところは解りやすく、 誰でもすぐに使うことができます。日本語には対応していませんが、問題なく使いこなすことが出来ます。

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 まずは、「File」から「Open」で、PC内の画像を読み込みます。大きい画像でも問題はありません。自動でサイズを合わせてくれます。 左にツールボタンが配置されています。 直線や曲線、多角形などは曲げたいところでクリックします。ダブルクリックで確定します。なお、確定してからでも自由に変更が可能です。また、吹き出しの矢印も位置や長さ大きさなど自由に変更でします。マウスでドラッグするだけです。
 また、図形内に別の画像を埋め込むことができます。たとえば、詳細な拡大画像を吹き出し型の図形で補足するといった用途や、クリックした時表示されるページ画像などを埋め込めます。なお、画像の縮小やトリミングなど、一般的なレタッチソフトにあるような基本機能は省略されているので、事前に素材を準備しておきましょう。
 保存はSaveではなく、Exportから保存します。Saveはあくまでもソフト内データ保存ですので間違いのないようにしてください。名前を付け保存場所を指定しますと、取り込んだ画像の拡張子で保存されます。
●Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフト。動作には. NET Framework 3.0以降が必要。

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画像内の人物を、一発で美人化してくれるフォトレタッチツール!

プリセットパターンからワンタッチで美人化
エフェクトを加えることで、人物が劇的に綺麗に
「Perfect365」ならメークアップが思いのまま!

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 画像内に写っている人物を美人化してくれる、フォトレタッチツールです。 「Perfect365」は、写真を美しくメイクアップしてくれる。
 顔写真 (JPEG/PNG/BMP) に、ファンデーション、ニキビ消し、クマ消し、シミ消し、チーク、スリム化、 アイライナー、 カラーコンタクト、 アイラッシュ、 アイシャドウ、デカ目効果、眉毛、口角アップ、リップスティック、ホワイトニング(歯)、等々のエフェクトを加えることで、 写真内の人物を美人化してくれます。 ただし画像内に人物の顔がはっきりと写っている必要があります。 操作はあらかじめ用意されたプリセットパターン(Instant Look)を選択するだけで行うことができます。また、各種パラメータを手動で調整することも可能となっています。既存のプリセットパターンは、 オーガニック、ナチュラル、ピュア、猫目、リフレッシュ、シルク、グラム、プリンセス、トロピカル、ハニー…等々、 全部で21種類用意されていて、ワンクリックでメイクアップを完了してくれます。自分の写真をネット上に公開する時や、ちょっと気に入らない写真に手を加えてみたい時など、使い方は色々有りそうです。ちなみに、フリー版は出力画像の解像度が600×600までとなっています。

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 「Open Photo」ボタンをクリックし、目的とする画像ファイルを読み込みます。画像内に複数の顔が認識された場合は、画面上部に認識済みの顔リストが表示されるので、編集したい顔をクリックします。
 画面左にある各プリセットパターンをクリックしてみます。すると読み込み中の画像が即変化します。もう一度クリックすると元の戻ります。これを見ながら他のプリセットも試してみます。必要であれば、右側にある各パラメータを調整してみても良いと思います。プリセットパターンを使わずに、初めからパラメータで調整することも出来ます。右の画像は元画像で、まだ修正を加えていない状態の画像です。管理人が、パラメータから適当に調整してみた画像が下の画像です。

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 目的とするパラメータに、チェックを入れると変化します。パラメータによっては、強度の調整や色や形を指定できるものもあります。実際に触ってみるとすぐに分かると思います。
 なお、ソフトは英語バージョンしかありませんので、パラメータの翻訳を不十分では有りますが掲載します。

◆パラメータ
●Remove Blemishes……ニキビ消し
●Remove Circles……クマ消し ●Whiten Skin……美白化(ライト) 
●Foundation……ファンデーション ●Soften Skin……シワ・シミ 消し 
●Remove Shine……テカリ消し ●Blush……チーク ●Slim Face……スリム化
●Lift Cheeks……リフトアップ(頬) ●Enhance Nose……鼻筋を通す
●Eye Liners……アイライン ●Colored Contacts……カラーコンタクト
●Eye Color……目の色 ●Eye Lashes……アイラッシュ
●Eye Shadow……アイシャドウ ●Brighten Eyes……白目を白くする
●Enlarge Eyes……目のサイズ ●Shape Eyebrows……眉毛のかたち
●Deepen Smile……口角の角度 ●Lipstick……リップスティック
●Whiten Teeth……ホワイトニング(歯)

 尚、ツールバー上のボタンをクリックすると、画像を拡大・縮小表示させられるようになっています。加えて、ボタンをクリックすると画像をオリジナルのサイズで表示させることができ、ボタンをクリックすると、オリジナル画像と処理後の画像を並べて表示させることができます。操作が終わったら、画面右下にある「Save As」ボタンをクリックすると、「Save As」という画面が表示されます。 ここの「Output Name」欄に出力するファイルの名前を入力します。その右側にあるプルダウンメニューをクリックし、ファイルの保存フォーマットを選択。一番下の「Output Folder」欄で、ファイルの出力先フォルダを選択します。
 最後に右下の 「Save」 ボタンをクリックすれば操作完了です。その他、画面上部の 「Adjust Key Points」 ボタンをクリックすることで、 「目」や「口」などの領域を微調整することも可能となっています。

 インストールしたときに、画像ファイルの関連付けが変更されるという問題について、若干触れておきます。管理人がインストールした時は、関連付けは変更されませんでした。もし変更されていたら以下の方法で修正してください。
 「C:/Program Files/ArcSoft/PhotoViewer」内にある「PhotoViewer.exe」を実行します。上のタイトルバーの右にある「Menu」ボタンをクリックし、 「Options」を選択。 オプション画面が表示されます。 オプション画面の関連付けファイル一覧にチェックが入っていれば、変更されていることになりますので、下部にある「Remove All」ボタンをクリックして解除してください。右下の「OK」ボタンを押せば操作完了です。

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画像にGIFアニメーション効果を簡単作成。どんな画像にも水面の波を再現する驚異の機能

画像にGIFアニメーション効果を簡単作成
鏡面に波のような動きをつける完成度の高いソフト
「Reflection Generator」は水面効果アニメーションgif

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 画像の下に鏡面画像を複製して、鏡面に波のような動きのある、gifアニメーション効果を作成することが出来る。上の画像が元画像で、下の画像が作成された画像です。ワンクリック操作で作成可。

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 このソフトは、日本語化されていませんが問題なく操作できると思います。下に詳しく解説しますが、デフォルト設定なら、ワンクリックで作成できてしまいます。基本的な操作画面は3箇所しかありませんので、すぐに理解できます。
 また、ネット上に公開するのも、極めて簡単です。作成した画像を保存するとgif画像とHTMLが作成されます。作成されたgif画像をサーバーにアップロードするだけです。 とかくこの手のソフトは、作成するのが難しく、日本語に対応しているソフトが無いばかりか、たくさんのパラメータを理解してないと出来ないというものばかりです。管理人もこのソフトに出会った時は、ちょっと興奮してしまいました。とにかく写真やイラストやロゴなど、水に関係なくても何でも水面にしてしまいます。その完成度の高さは特筆ものです。

 ソフトを起動させて、左上のファイルアイコンからお好きな画像ファイルを取り込んで下さい。取り込むと同時に、元画像の下に反射した状態の画像が作成されます。
●Images アニメーションのコマ数。デフォルトは5です。2~30までの間で調整できます。
●Height(%) 下の鏡面部分の表示範囲。デフォルトは90%。30%〜100%の間で高さを指定できます。100%は元画像と同じ大きさ。
●PerspectiveとRegular
 デフォルトはPerspectiveです。通常はそのままで。尚、通常はデフォルトのままでいいと思います。

 次に、上のバーの左から2番目にあるアイコンをクリックします。これが作成ボタンです。鏡面部分の画像が波のように動くのがわかります。この段階で操作画面の数値の変更などを行うと、すぐに変更が適用され視覚的に確認できます。基本的にはデフォルトのままでいいですが、鏡面部分の表示範囲 (高さ) などは変更した方がいいかもしれません。

 設定が完了したら、上部バーの左から3番目の保存アイコンをクリックしてください。Export animation窓が開きます。ここでは保存方法を指定します。デフォルトImage and reflectionは、 アニメーションgifファイルと、HTMLファイルを作成します。Reflection onlyはアニメーションgifファイルのみを出力します。Export formatは、出力形式の設定です。BMP、JPG、AVI、AnimatedGIFの4つに対応しています。 デフォルトは Animatedgif。 以上で完了です。 保存場所のフォルダに、ファイルが出力されていると思います。 HTMLファイルをダブルクリックすると、動作を見ることができるようになっています。

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画像を3D空間に立てて、鏡面に反射するような画像を簡単に作成。

Appleのサイトなどでよく見られる鏡面画像効果
ピカピカに磨かれた黒い床に映る鏡像を半透明表示にする
「ルピカロア」はオシャレな鏡面効果の立体3D画像作成

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 「ルピカロア」は、 画像を3D空間に立てたように加工するソフト。Appleのサイトなどでよく見られる、 "綺麗に磨かれた、床や水面に反射しているような画像"を、 簡単な操作で作成することができます。 作成した画像は、 bmp、png形式の画像として出力することができます。 (読み込むことができるフォーマットはbmp、jpg)
 周囲を黒くした元画像の下側に、ピカピカに磨かれた黒い床に映り込んだような鏡像を半透明表示することで、 まるで画像が暗い 3D空間に立ててあるような、 CGを簡単に作れるのが特長。読み込んだ元画像は、プレビューを見ながらスライドバーを動かすだけで、表示の大きさ、左右の傾き、上下の位置を変更でき、 それによって3D画面のカメラ視点を変えられる。また鏡像部分を元画像の下端から離すことができ、画像が空中に浮かんでいるような効果をつけられ、鏡像部分の透明度や長さも任意に変更が可能です。作成した画像は、クリップボードにコピーしたり、通常の BMP形式、 またはアルファチャンネル付きPNG形式で保存できる。なお、クリップボードにコピーとBMP形式での保存は、背景が黒になるがアルファチャンネル付きPNG形式での保存は、透過保存にすることが出来る。
 操作はとても簡単。視覚的に操作ができるし、国産のソフトなので言語も問題ない。上の画像はPNG保存したものですが、画像の大きさが、 512ピクセル×512pピクセルまでしか作業できないので、 3D空間のような加工をするとかなり小さな画像になってしまいます。 この画像は実際には 1920px×1200pxなのですが、画像の取り込むと自動的に縮小されて、結局今見えているような大きさになってしまいます。 ワンポイントでの画像加工には問題ありませんし、 なかなか面白くて扱いやすい良いソフトなので、画像の大きさを自由に扱えるようになれば最高なんですが……。バージョンアップを期待いたしましょう。作者のサイトを見るかぎり、あまり期待できそうもないかも?

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 画像を取り込んだところですが、このようなサイズになります。サイズを大きくするには、右にあるスライドバーの一番上の「画像」⇨「大きさ」のバーを右一杯までスライドさせます。黒画面の中の四角い枠をドラックして広げてください。






 次に、 右のサイドバーの「画像」⇨「傾き」でバーを左がら一つ目、もしくは二つ目にします。 そうすると3D的な立体感が出てきます。「反射」⇨「不透明度」は、鏡面のグラディエーションの範囲を決定します。また、「長さ」は鏡面の縦の範囲です。「距離」は実画像と鏡面画像の間に隙間を設定します。一番左で隙間なしの状態になります。
 なお、レンダリングについては、縁のギザギザを補正して見やすくするのと、最適化をするみたいですが、あまり効果はありませんのでパスします。以上で終了です。

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小さな画像を劣化させずに拡大。Photoshopでも難しい作業を一発で簡単操作。

強力な補完機能で拡大画像の劣化を補完!
JPEG、PNG、BMP、GIFなどのイメージを簡単にリサイズ
「Smilla Enlarger」で拡大画像を簡単操作で美しく!

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 小さな画像を拡大したい時、 どうしても起こってしまう画像の劣化。 そんなときに便利な、 画像を美しく拡大するフリーソフト「SmillaEnlarger」をご紹介します。「SmillaEnlarger」は、小さな画像や画像の特定範囲を、強力な補完機能で拡大しても粗くならないイメージとしてリサイズし作成できます。通常、画像を拡大した場合は、 JPEGは輪郭などがぼやけてしまったりGIFやPNGなどのイラスト画像ではドットが大きくなり、なかなかきれいに拡大することができません。そのような場合に画像拡大に特化した 「Smilla Enlarger」 を使って、JPEG、PNG、BMP、GIFなどのイメージを簡単にそしてきれいにリサイズすることができます。
 それでは実際の画像を見てみましょう。 上の画像は管理人が実際に操作した画像です。 拡大してみてください。上段の左から右へ@⇨A⇨B、下段中央から右へC⇨Dです。@は元画像を取り込んだところで、まだ操作をしていません。Aは300%に拡大したところで、画像操作をしていない状態の元画像の拡大写真という事になります。 Bはdefault処理をした画像、Cはsharpエフェクト処理をした画像です。 Dはpaintedエフェクトをかけた画像になります。 かなりキレイな画像になります。
 拡大処理には、独自の補完アルゴリズム処理を通して行われ、Photoshopでも使用されるバイキュービック法よりも精度が高いようです。基本的な使い方は、まず、拡大したいイメージファイルを 「Open」 ボタンまたはアプリケーション上にドラッグ&ドロップします。次に、 出力サイズ幅 (OutPut Width) をピクセル値で指定します。 お好みで、拡大パラメーターのセット (Enlarger Parameter)を選び、「Preview」ボタンでプレビューを確認します。問題がなければ、「Enlarge&Save」 ボタンで画像を保存します。読み込んだイメージは瞬時にサムネイルが生成され、特定の範囲のみを抽出し拡大したい場合は、クロッピング画面で対象範囲をマウスで囲みます。その他デフォルトで登録されている4種類の拡大パラメーターのセット以外にも、ユーザー自身が6種類のパラメーターを自由にカスタマイズして保存しておくことができます。

●主な特徴
 ●デジカメ画像やイラスト画像を美しく拡大してリサイズ
 ●拡大方法の選択(拡大率、アスペクト比保持、縦・横のピクセル値、ストレッチなど)
 ●シャープ、ペイント調、ノイズなどのプリセットパラメーターの選択
 ●6種類の拡大パラメーターを調整して画質を自作可能
 ●出力フォーマットの判定(元画像と同じ、または指定フォーマット)
 ●出力品質設定(1〜100)
 ●バッチ処理による一括拡大変換(フォルダをドラッグ&ドロップ)
 ●簡易表示モード
 ●読み込み対応フォーマット : JPG、PNG、BMP、GIF、TIFF、PPM
 ●出力対応フォーマット : JPG、PNG、BMP、GIF、TIFF
※参考までに英訳しておきます。
 ◆Output Dimensions…サイズ変更 ◆Specify zoom facter…倍率
 ◆Specify width of result…横幅指定 ◆Specify height of result…縦幅指定
 ◆Fit inside boundary…縦横幅の最大値指定 ◆Stretch to fit…縦横幅の指定
 ◆Crop to fit…切り取り指定 ◆Fit inside, add bars…余白 
 ◆Enlarger Parameter…画質の設定 ◆sharp…シャープ(通常はこれにする)
 ◆painted…ペイント風 ◆sharp&noisy…シャープ+ノイズ
 操作も簡単な軽量ソフトなので、使ってみてはいかがでしょうか。

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高フレームレートでの録画も可能な、軽快動作のデスクトップ録画ソフト

軽い動作でしかも高画質な録画が可能!
「バッファリングエンコード」モードで実現
「AG-Desktop Recorder」は抜群の使いやすさ!!

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 デスクトップ画面を動画で録画する、人によっては「何故、そんなことが必要なのだろう」と疑問に思うかもしれませんが、アプリケーションの取り扱い説明、すなわちヘルプなどの解説用の媒体や学習機能として有効です。昔は取扱説明書といえば紙に印刷されたものであったため、動画などは必要なかったのですが、最近は、パソコン上で見るヘルプが主流。複雑な操作なら言葉にするよりも動画にする方がずっとわかりやすい。ところが、操作画面の録画は実際にやってみるとわかるのですが、かなり大変な作業です。ビデオキャプチャーボードのようなハードウェアと違い、パソコンの画面を取り込むというのは、意外に速度が遅いものです。本来のアプリケーションの操作と取り込み操作が並列して動くだけに、パソコンの負荷はますます高くなる。
 そうした悩みを持つ人にとって、「AG-デスクトップレコーダー」はお勧め。同種ソフトに比べ遥かに軽い動作で、 しかも高画質な録画が可能で、まさに福音といってもよい。ここまで動作が軽いと、これまでは到底無理だった 「パソコン上で再生中の動画を、さらに動画として録画する」 ということまでも視野に入ってくる。メディアプレイヤーなどで再生される動画をそのまま動画として録画してしまうというわけだ(ただし、ハードウェアオーバーレイ再生画面を除く)。

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 実際に使用してみた印象ですが、上の画像はニコニコ動画、スタートレック 「Voyager」の場面を全画面録画したものでが、動きもなめらかで画質もかなりのものです。再生中の動画もかなりスムーズに録画。本来の (通常の) 操作画面の録画のみならず、新たな応用さえ実用的にしてしまうすごいソフト。
 動作モードの選択で、高フレームレートでの録画も可能。パソコンで再生された音声も録音できる。「AG-デスクトップレコーダー」は、デスクトップ上の動きを取り込み、ファイルに保存できる動画キャプチャー。一般の動画のコーデックに比べて、高ビットレートで録画することが可能。デスクトップ全画面の録画のほかに、任意の矩形領域のみを録画することもできる。出力は、独自のAGM (AmuseGraphic Movie)形式およびWMV/AVI形式で行える。マルチスレッド処理にも対応する。同じ作者・石井隆さんによる多目的グラフィックスソフト「AmuseGraphic」に付属する同名ソフトのフリー版にあたる。使い方は簡単。 タスクトレイメニューから、 「全画面録画」または「領域指定録画」を選択し、「録画開始」→「録画終了」を実行するだけで、あらかじめ設定したフォルダに動画ファイルが出力される。録画領域の指定はマウスのドラッグで行える(領域のダイレクト指定)。ダイレクト指定後に、領域の始点やサイズを1pixel単位で調整することも可能。録画時の動画形式はAVI/WMV、 さらに独自形式のAGMから選択できる。AVIでは、システムで利用可能な動画コーデックと、音声コーデックを指定することが可能。 コーデックごとに画質や取り込み音質などを指定することもできる。WMVでは圧縮画質 (ビットレート)や音声キャプチャー形式、圧縮率などを指定できる。AGMは、デスクトップ録画向けに圧縮方法などを工夫し、CPU負荷を低く抑えた状態での高画質録画を実現したもの。AGMを通常の動画再生ソフトや編集ソフトで使用できるように、 Direct Show 対応のコーデックも付属。
 ソフトの特徴のひとつになっているのが、「バッファリングエンコード」 モード。エンコードしながら録画する「リアルタイムエンコード」 とは異なり、とりあえず録画データをバッファリングし、 時間がかかるエンコードは録画終了後に行う。録画時の負荷を抑えることができ、より高画質かつ高フレームレートでの録画を可能にする。さらに、 マウスカーソルを録画するかどうか、録画中アイコンを消去するかどうか、 マルチスレッドを使用するかどうかといった項目を設定できる。出力ファイルの名前に録画の実行日時を追加することも可能だ。

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